
3月11日に東北地方、関東地方の太平洋沖の広い範囲を震源とするマグニチュード9.0という未曽有の巨大地震と大津波が発生し、多くの尊い人命と家屋が失われました。東日本大震災の犠牲となられた方々のご冥福をお祈りするとともに、被災されました皆様に心からお見舞申し上げます。
本年1月14日に開催されました日本成人病(生活習慣病)学会理事会におきまして、本学会理事長を2期7年間に亘ってお務めいただきました跡見 裕先生がご勇退され、後任として私が本学会の理事長に就任させていただくこととなりました。
跡見先生は、日本成人病(生活習慣病)学会の理事長としてこの間、学会認定管理指導医制度の発足、教育集会の開催、学会主導の臨床研究の推進など、次々と斬新な方針を打ち出され、本学会の活性化に強力なリーダーシップを発揮されましたことは、学会員の皆様にはご存知のことと思います。跡見先生には引き続き理事長として本学会をご指導いただけるものと考えておりましたが、急遽後任の指名を受け、責任の重さに身のひきしまる思いであります。
本学会の目的は、その名称が示す通り、成人に好発し、死因に直結する重大な疾患であります癌、脳卒中、心臓病と、それらの基礎疾患というべき高血圧、糖尿病、脂質異常症、肥満などの成人病(生活習慣病)を幅広く対象疾患として、それらの成因、病態、診断および治療に関する研究を推進し、その成果を共有することであり、そこで得られた研究成果を広く社会に発信し、成人病(生活習慣病)の予防を目指して強力な啓発活動を行うことも本学会の重要な使命であると考えております。本学会の会員の診療科は内科系、外科系に広く分かれており、産業医の先生方の参加が多い点も特徴といえます。
私は、跡見先生が推進されました本学会の従来の活動方針を当面踏襲するとともに、学会の役員の方々、会員の方々の御支援、御協力を仰ぎながら、本学会のさらなる発展に、微力ではありますが全力を注ぐ所存ですのでよろしくお願い申し上げます。具体的には学会員の多様なニーズに応えうるような新規の活動を展開することによって会員数をさらに増加させること、コメディカルスタッフの参加を促進することなども目指したいと考えております。
なお、跡見先生には、名誉理事長にご就任いただくことが理事会におきまして決定されました。今後ともより高い立場からご指導いただくことになりますので、併せてお知らせ申し上げます。
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