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学術集会を終えて
第50回日本成人病(生活習慣病)学会学術集会を終えて
   平成28年1月16日(土)・17日(日)に第50回日本成人病(生活習慣病)学会学術集会を都市センターホテルで開催いたしました。幸い天候にも恵まれ、多くの参加者をお迎えすることが出来、成功裏の内に無事終了することができました。
 ご支援いただきました岩本理事長はじめ学会理事、評議員の先生方や座長・講演の労をお取りいただきました先生方、関係者、参加者の方々に深謝いたします。
 今学会の参加者は569名で例年よりやや多めの総数でした。多くの先生方から「例年よりかなり混んでいる」との声をいただきました。その要因として、総数の増加の他に各参加者の滞在時間が長かった可能性があり、会の運営側としては大変喜ばしく思います。その反面、混雑のため窮屈な印象を持たれた方々もいらっしゃると思います。この場をお借りして、お詫び申し上げます。
 本学会ではメインテーマを「生活習慣病、一歩先の未来へ。Your action, our future 」とし、これからの診療を各々の立場で模索していただきました。








   「シンポジウムT:健康寿命を延ばすために」では「認知症・運動器・脳卒中・心血管・がん」の観点から貴重なお話を数多くいただきました。 「シンポジウムU:肥満症の治療」では劇的に進歩する治療法やその効果、日本の現況など、内科・外科系のどちらの医師にとっても興味深いご講演でした。シンポジウムVでは職業形態を考慮した糖尿病治療を食事・運動・薬物(経口薬・インスリン)治療別に各々の専門家よりご講演いただきました。教育講演・Meet the Expertではいずれも近年大きな進歩のあった分野について3名のエキスパートの先生方に解説いただきました。そして特別講演では、私自身の研究の師でもあります国立国際医療センター理事長の春日雅人先生に『インスリン作用と糖尿病』のご講演をいただきました。一般演題も多くの応募があり、74題が発表されました。いずれも各分野の第一人者の座長から多くの有意義なコメントがあったように思います。例年と同じく、座長推薦の優秀演題に表彰状を送らせていただきました。また、市民公開講座は1月30日に東京医大病院で開催致しました。あいにく大雪注意報の日にぶつかりましたが80余名の参加者がありました。








 さて、今回は節目の50回ということで、第50回日本成人病(生活習慣病)学会記念式典・記念講演会が同時開催されました。日本医師会の横倉義武会長、日本医学会の久史麿会長、厚生労働省健康局の福島靖正局長より貴重な、ご祝辞を頂き大変ありがたく存じます。学会では企画が多かったこともあり3会場を同時使用する時間帯もあるなど、少々盛りだくさんすぎた感もありますが、50回という節目の回でもあり、お許し頂きましたら幸いに存じます。
 最後に会期中は不行届きの点も多かったと思います。参加頂きました方々、運営に携わった方々や関係者の方々、また、運営に関しまして多大なご協力やアドバイスをいただきました理事・評議員の先生方に心より感謝申し上げます。
東京医科大学 糖尿病・代謝・内分泌内科
小田原雅人
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