第53回日本成人病(生活習慣病)学会を平成31年(2019年)1月12日(土)〜13日(日)都市センターホテルで開催させていただきました。
会期が早く年始のお忙しい時期ではありましたが、天候にも恵まれ多くの方々にご参加いただきました。この場をお借りして心より御礼申し上げます。
今学会には、702名の方々にご参加いただきました。また、演題数も特別講演や教育講演など33題を含む117演題の発表をいただき、多くの参加者で埋まった会場で議論も大変活発に行われたと感じました。
今回のメインテーマは“社会への貢献”と致しましたが、特に最近注目されている医学・医療においてのIoTやAIが社会でどのように利用されているかを専門家の先生方を交えて議論させていただきました。
特別講演では、京都大学ビッグデータ医科学分野の奥野恭史先生に医療分野でのビッグデータおよびAI利用の現状についてお話いただきました。またシンポジウムでは“活躍する医療支援ロボットの現状”として、
外科の先生にはda Vinci surgical systemを用いたロボット手術の現状を、鮮明な動画と分かり易い解説でご説明いただきました。介護・リハビリ支援ロボットに関する講演も第一線で活躍されている先生方にお話いただきました。
中でも山海嘉之先生の革新的サイバニックシステムによる脊損患者さんの機能再生の高い可能性に、多くの参加者が興味を持たれ拝聴されていたと感じました。
日本糖尿病療養指導士講座では、“糖尿病治療の未来を語る”というテーマでIoTやAIを用いた糖尿病診療をはじめ、新規治療ターゲットや糖尿病とフレイルの関係などの最新のトピックをお話いただきました。
日本医師会認定産業医講習更新研修では、“健康経営時代の生活習慣病対策”と“職場におけるストレスマネージメント”のシンポジウムを行いました。どのシンポジウムも立ち見が出るほどの大盛況でした。
市民公開講座は1月13日午後に、都市センターホテルで開催させていただき“笑って100まで生きる”をテーマとして、旭川医科大学の長谷部直幸先生には“長寿のヒント”を、三遊亭謙好師匠には“兼好一番、健康第一”をご講演いただき、
参加された方々には健康のヒントを得ると共に楽しいお話を十分に楽しんでいただけたものと思われます。
お蔭様で、今学会を無事終えることができました。会期中は不行き届きの点も多々あったことと思います。この場をお借りしてお詫び申し上げます。最後に大会開催にあたり多大なご助力をいただきました理事、評議員、会員の先生方、
事務局の皆様、並びに共催いただきました企業の方々に、心より御礼申し上げます。
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