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学術集会を終えて
第48回日本成人病(生活習慣病)学会学術集会を終えて
   第48回日本成人病(生活習慣病)学会学術集会を平成26年1月11日(土)・12日(日)、都市センターホテルにおきまして開催いたしました。天候と多くの参加者に恵まれ、また多数の方々のご支援とご協力により、成功裏の内に無事終了することができました。ご参加並びにご支援頂きました皆様方に心より御礼申しあげます。
   今学会の参加者は625名(医師および医薬・器械業者:459名、コメディカル:139名、その他ご招待など:27名)にのぼり、有意義かつ活発な意見交換を賜ることができました。ご参加いただき、またご講演・発表いただいた皆様に改めまして厚く御礼申しあげます。
   本学会ではメインテーマを「高齢化社会における生活習慣病の予防と治療−生活習慣と食生活の改革」といたしました。近年わが国は、少子高齢化がますます進み社会情勢もめまぐるしく変化しており、高齢化に伴う医療、保健、福祉のあり方には諸問題が山積しております。高齢化社会を取り巻く医療について、消化器内科、神経内科、循環器内科、糖尿病内科、腎臓高血圧内科、脳神経外科など幅広い分野にたずさわる専門科が一同に会して討論いたしました。
  特別講演では、荒井保明先生(国立がん研究センター中央病院 病院長)により「高齢化社会とがん医療」についてご講演いただきました。高齢化社会におけるがん医療について、わが国が抱える問題点や将来へ向けての取り組みなど貴重な講演をしていただきました。また、龍口知子先生による「タニタ食堂に学ぶヘルシーライフ」では、タニタの社員の健康管理の取り組み、社員食堂のコツ、そしてヘルシーレシピについてご講演いただきました。普段、あまり聞くことの出来ない内容で大変興味深く、拝聴いたしました。シンポジウムTでは、循環器内科・神経内科・消化器内科のスペシャリス トより「抗血小板療法・抗凝固療法 −リスクとベネフィット−」をテーマにご討議いただきました。シンポジウムUでは、「職域健診を活かした生活習慣病対策」をテーマに5名の先生方により職域で実施する健診の効率的、効果的な実施への対応やあるべき姿についてご講演いただきました。広く募集いたしました一般演題では、全国より65題の演題が集まり、活発な討論が交わされました。一般演題につきましては、各セッションの座長の先生方より優秀演題を選出いただき、表彰状をお送りさせていただきました。
 1月18日(土)に東京慈恵会医科大学1号館3階講堂にて開催されました市民公開講座では、「認知症の予防と治療」をテーマに3名の専門科の先生方にご講演いただきました。参加者は350名にものぼり大変盛況に終えることができました。 最後に、会期中は不行届きの点も多々あったかと存じますが、何卒、ご寛容にお許し下さいますようお願い申しあげます。次期、第49回本学会学術集会の成功を願いつつ、また、皆々様方のますますのご健勝と更なるご活躍をお祈りし、御 礼の言葉に代えさせていただきます。
東京慈恵会医科大学内科学講座消化器・肝臓内科
田尻 久雄
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